apr./may./jun./jul./aug.

TEXT by Akiko Ikeda

池田朗子 profile
1972年
岐阜市生まれ
1995年
名古屋芸術大学卒業
1997年
京都市立芸術大学大学院美術研究科修了
現在
チェルシーカレッジ・アートアンドデザイン大学院
在学中

個展
1993年
オルガン教室―縦笛の順番を待つのが怖い
(カノーヴァン・名古屋)
オルガン教室―縦笛の順番を待つのが怖い
(クロッキー・岐阜)
おしゃべり機械 尻尾の欲しい本当の理由
(名古屋市市政資料館)
1996年
ジャックのテント2(カノーヴァン・名古屋)
1997年
ファーマーズビュー(ギャラリーそわか・京都)
house-house-house(ギャラリーギャラリー・京都)
1998年
Where is the captain ?(ギャラリーそわか・京都)
1999年
Airplane a go go (N-mark・名古屋)
2000年
スルーイング・ザ・ドッグ(ギャラリー虹/京都)
ドローイング(GALERIE Weissraum/京都)

グループ展
1996年
The LIBRARY(ギャラリーそわか・京都)
1999年
当世物見遊山(お宿「吉水」・京都)


4月30日(月)
タイトル:社会とアート

朝から友人に誘われて、なにやらミーティングと言うので出席する。
「Mayday Artist Conference」と銘うってある。ポリティカルな内容らしいと気づいた時は遅かった。「場違いかも?」と思いつつ参加。難しくて話についていけない・・・・・。セオリーのクラスのために退場する直前に登場した詩人がパフォーマンスを披露した。彼の「I am a hyper 21th century boy!」と言う詩は風刺が利いていて、「いいな」と思った。
授業の後、卒業制作を皆でウェブに載せないかという話。3ヶ月の期限付きで、作品を売買のためのコンタクトも取れるようにするとの事。スポンサーの決まらない卒業作品集もそこで売れる事になりそうだけどなぜか今は気分がノラナイ。なぜだろう・・・・・・。


4月29日(日)
タイトル:ザッツ、インターナショナル。

凄い悪夢で半泣きになりながら起床。
気分を変えるために、予定より早く外出。バスの窓から、トラファルガースクエア−で「サウスアフリカ・ミュージックライブ」の大きなステージが見えた。
お友達がくるまで、バービカンセンターのロビーで「INTERNATIONAL THEATRE EVENT」のプログラムをチェック。帰国までの4ヶ月の間に行われる「蜷川幸雄」のお芝居をはじめ四公演のチケットを購買。他はアメリカ、カナダ、スウェーデンからのパフォーマーらしい。
展覧会は「イラニアンコンテンポラリーアート」。サーペンタインでも日本でも(どこでだっけ?)展示をした、シャリン・ネシャットの印象が強かったが、Ghazel(なんと発音すべきだろう?)のビデオ作品が シンプルで面白かった。その後、久しぶりのホクストン・スクエア−。
WHITECUBEはトレーシー・エミン。写真、ビデオ、ドローイング、等等あらゆる形で作品を見せて作家の余裕を感じる。(良くも、悪くも)
LuxGalleryはURITZAIG,イスラエルのビデオ作家。略歴が見つからず、年齢が判らなかったから、明日イスラエル人のクラスメイトに聞いてみよう!


4月28日(土)
タイトル:天気が変。

晴れ後曇り後雨雷!を4回ほど繰り返したロンドンのお天気。いまだ寒し。こういう日に限って待ってるバスがこない。そのバス停で半ズボン+スーツの上着(!)のおじいさんに遭遇。なんだったんだう・・・・・。
やっとの事で、最近イタリア人とフラットシェアを始めた友人宅にお邪魔。ハイドパークの近くの眺めのいい部屋で、おしゃべり。私も彼女もコースも性格も違うのに名前(苗字でなく)が同じで二人ともコース後帰国決定。なので必然的に「帰国後の抱負」が話の中心?になった。明日は、バービカンセンターに「イラン作家」の展示を見に行くぞ!


4月27日(金)
タイトル:JAPAN2001

今日は、昨日旅行会社から貰ってきたイギリス在住の日本人向け雑誌を朝から眺める。今年は前回日本で行われた「英国年」に応えてイギリスは「JAPAN2001」と、大きく特集が組まれている。さまざまな展示、イベント、目白押し。アート企画はきっと日本でも情報があるだろうから書かないが、なんとハイドパークでヤブサメが行われるらしい。(私は、日本でも生で見たことが無い!)あと、お友達(日本人)はセルフリッジ・デパートメントストアーでエレベーターガールのバイト(研修あり)をピンクの制服でする。高島屋が協力して、「日本のデパートをロンドンにそのまま再現!」がテーマ。今日はそのお友達と韓国チヂミを作って食べる予定!


4月26日(木)
タイトル;ビル・ビオラの感想リサーチ

学食でいつもの不味いキッシュを食べながら昨日のレクチャーの話。スイス人の友達は「話が表面的過ぎて、残念だった」そうだ。でも、「判りやすかったジャン!」というと、「判り易すぎ!」とのこと。ドイツ人の友達(むっちゃ可愛い)は人を引き込む彼の才能が怖いと言う感想(いい意味だと思う)。5月初めの個展がロンドンであるのだが、宗教っぽくなってるかもしれないと予想していた。夕方、ウォーレンストリート近くの教会を使って去年の学生の展示があるというのでついていく。みごとに?教会の同化してしまっている物あり、その微妙な所を楽しむが、教会のコムミュ二ティーが出してる「サードエイジプロジェクト」のチラシが本気で変だったのが一番だった。
夜はICAで映画。頼まれていたジョージアンドギルバートのトークのチケットはすでに完売していた残念。


4月25日(水)

タイトル;ビル・ビオラのオーラ
午後から図書館に行って私は日本のBTをチェック。お友達は先日ベルギーではまった、マルセル・ブルータスをチェック。
今日はビル・ビオラのトークに行くぞ!と、二人で出かける。会場は見る間にいっぱい。話は生と死をテーマにした作品から始まって、宗教画の触れ、その設置の仕方、また悲しみ苦悩についての話。笑い在り、シリアスになったり落語家か?俳優か?と言うくらい上手い!話も、聞き手をひき込むのも!と言う話をしながらその後、アルコールなしで話し込む。


4月24日(火)
帰国後の疲れのせいか?午前中は起床できず昼になって起動。
とりあえず、今学期の予定を見に登校。まだ、寒くてコートを着た人がいっぱい。勢い込んで登校するも、ほとんどヒトケが無くさびしい。予定表も チューターの変更もまだ発表されておらず・・・。私は韓国人のペインターとおしゃべり。「外国での制作は 周りを意識しないで 制作できるけど、自分の内面ばかりを 考えてしまうね〜。」という点で意見が一致。彼女は 韓国で教員の経験もあるせいか、人を理解するのが早い。もともとアブラで抽象画を描いていたけど、このごろは 針金を使って線を描いたり それを水につけて錆びさしたりしてる。渋い良い作品だと思う。もうすでに、昼が長い。夜8時近くまで明るい。ので、お友達とお茶だけのつもりが 夕食に出かけてICAの映画を逃す。


4月23日(月)
久しぶりの学校。日本で 2週間の滞在であったが、あまりに馴染みすぎて「本当に、私は英語をしゃべっていたか?」と不安になりながら 登校。いきなりポーランド人の友人と入り口で会い、「私、みんなと英語で話せるか不安やった!」と告白。「話してるやん!」と 励まされ いい気になる。ちなみに彼女は前回のチュートリアルで 北欧への旅を薦められイースターホリデーに イギリスの北部へ行ったとの事。今後の彼女のペインティングにどう影響するか楽しみ。


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