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 カフェラインとはアートが通る道のことです。
  カフェラインではアーティストやさまざまなプロジェクトの実現していく現場を開拓し、その軌跡をたどっていくことで、ゆるやかにアートが通る道を作っていきます。
 カフェライン自体は何かの企画を実現する物ではありません。それぞれに自立したプログラムやすでに活動する全国各地の現場をつなぐためのツールなのです。
 このカフェラインという新しいアートマップによって各地で活動するプロジェクトがちょっとした旅ができるようになったり、ちょっとしたプロジェクトが全国で展開されるようになるのです。
 ギャラリーや美術館、そしてオルタナティブスペースであってもそれらはアートにとっての通過点の一つにすぎません。それは日常通過する一つのカフェとなにも変わりありません。このカフェで起こっている事象をつなぎ、軌跡をたどっていく事でアートや文化にとってより純粋で有効なラインを作っていきます。
 そして私たちはその通過点でアート目撃する事ができます。またあなたがいるところを通過点として立候補することで、アートが自由に動き出し、本当に面白いものと出逢えるようになるはずです。



人が縦横無尽に、自由に往来できたらアートはもっと面白くなる

 ある時はホットに気の知れた仲間と、またはそこに居合わせた見知らぬ者と議論を交わし、ある時はクールに他の客に紛れて孤独に物思いにふける。カフェでの時間が作品に多大な影響を与える。美術に限らず、文学、音楽など様々な分野のアーティスト達がカフェに集って過ごした時間。例えば20世紀初頭、美の巨匠たちが「ドゥ・マゴ」や「フロール」といった伝説的なカフェで機能したような時間は、もちろん現代でも有効です。しかし現代のアーティストにとってのカフェは「表現活動の場」という新しいベクトルを提示し始めている。

 今、日本全国にそんな新しい試みを実践しているユニークなカフェが点在しています。そのポイントをラインでつなぎ、文化や情報、人が縦横無尽に、自由に往来できたらアートはもっと面白くなるはず。そのための新しいアートマップ。それがカフェラインです。

旅するアートプロジェクト

 カフェラインは単に企画者が集まって自分たちの企画を実施するものではありません。近い意識をもった地域間のコミュニティーによる、「アート」の流通(供給またエクスチェンジ等)によってより奥深い文化構造を作っていこうというものです。
 すでに各地で存在し、次の展開を模索しながら次の手をこまねいている、そんなものに結構興味深いプロジェクトが眠っていたりします。この新しいアートマップによってそんなプロジェクトがちょっとした旅ができるようになり、ちょっとしたプロジェクトが全国で展開されるようになるのです。そしてローカルな地で生まれたリアリティーは
、ダイレクトにわたしたちのもとに入ってくるようになるのです。

鑑賞者はもう好きな作品が頂点をきわめ美術館の巡回展として、
 自分の街にやってくるのを待たなくても良くなるのです。


アーティストはキャリアを積み、美術館の巡回展にキュレーション
 されなくても全国へ作品を巡回させることができるのです。


自主運営スペースでは、自分のスペースに全国からアートが
  やってくるようになるのです。

 ギャラリーや美術館、そしてオルタナティブスペースであってもそれらはアートにとっての通過点の一つにすぎません。それは日常通過する一つのカフェとなにも変わりありません。このカフェで起こっている事象をつなぐことでアートや文化にとってより純粋で有効なラインを作りたい。それもカフェラインです。
 カフェラインでは特にそれぞれの場において活躍するアートやプログラムに焦点を当てて、それらが純粋に全国で展開できるような、後押しとなるような企画としたいと考えています。

 そして長期ビジョンとして、地方と地方の交流(ラインの創出)により、地方の特質性を表面化し、より興味深いアートの創出と出合いを現実のものとたい。またそれらをさらに繋いでいく事によって国内におけるカルチャーラインの創出、国内におけるアートシーン、さらにはアートサーキットへと展開していく切っ掛けとしたいと考えています。


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