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林葵衣|対話の時間 time of dialog




林葵衣|対話の時間 time of dialog
2019年10月4日(金)ー20日(日)
OPEN:15:00-20:00 Fri Sat Sun 
N-mark G5

主催:N-mark 協力:KUNST ARZT|KOGANE 4422 BLDG.


《American pie》 2019年


左から《time of dialog》《Noise -5/22-》《Time lag》 2017年


photo:yuki moriya
展示室があるビルで出会った人と対話し、発見した要素をもとにテキストを作成、展示室の壁に口紅を塗った唇を直接押し当て発話する。
ギャラリーの壁=支持体と自身との関係性について考察するとともに、会場の歴史、奥行き、広さを測量し、対話の時間を残す。会期の9日間、対話は増えていく。
身体は心拍の影響、呼吸による喉と唇のふるえ、記憶の歪みなどから自分の意図通り完璧には動かせない。これまで反復によるずれ、色彩の残像、音声の保存をテーマにした作品を制作してきた。自分のものではないようにもどかしく思う見えない身体のふるまいと対話し、目に見える形を与え、提示している。

林葵衣





林葵衣は、身体と環境を考察するアーティスト。自分の体はなんなのか?環境の中に写し込むことによって身体、自身を再認識する。自分自身がコントロールできない身体の動きや限界を作品や空間に落とし込むことによって作品化する。言葉を発する身体をどう動かすのか、特別考えることもなく、難なくできるが、実際どのような筋肉が動いているのか?唇がどのような形をしているのか?把握している人は専門家でない限りいないだろう。ギャラリーの壁に発話をしながら自身の唇を押し付けて行く“唇拓”を通して、音の可視化のみならず、発音する内容と自身との関係性を考察します。
口紅の痕跡を作品化する“唇拓”は、その移動した口紅の痕跡が見るものに、身体の一部として、また女性として、言葉と身体の関係を作品という形で落とし込んで行きます。

林葵衣(はやしあおい) 略歴
1988年 京都府生まれ
個展2019 詩の復唱(KUNSTARZT / 京都)2018 しつらえ(AWOMB / 京都)2017 声の痕跡(KUNSTARZT / 京都)2016 水の発音(アートスペース虹 / 京都)グループ展2019 京都府新鋭選抜展(京都文化博物館 / 京都)第六回アラタパンダン展(名村造船所跡地 / 大阪)2018 VOCA展|上野の森美術館 / 東京)第五回アラタパンダン展(名村造船所跡地 / 大阪)2017 アート/メディア - 四次元の読書(国立国際美術館 / 大阪)非在の庭 最終章|アートスペース虹 / 京都)舞台美術2018 文字移植(こまばアゴラ劇場)2017 ディクテ(アトリエ劇研)2016 文字移植(アトリエ劇研・ぽんプラザホール)受賞歴2015 芦屋市展|芦屋市立美術博物館 / 吉原賞

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アーティスト・トーク

10月11日(金)19:00〜【参加費】無料(1ドリンクオーダー)

N-mark G5
KOGANE 4422 BLDG.

〒453-0803 愛知県 名古屋市中村区長戸井町4-38