週刊「÷3」

TEXT by Maki Takemoto

竹本真紀 profile
1976
青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。

1992
中学校卒業記念イラスト展 (八戸NHK)文化センター

1994
バンド「根城パラダイス」(八戸西高等学校体育館で一度限りのライブ)

1999
国立弘前大学教育学部小学校教員養成課程卒業
美術科卒業制作展(弘前大学学生会館、弘前VIVRE)

2000
ひいらぎ展 (柏高島屋ステーションモール市民ギャラリー)
美学校トンチキアートスクール入校 千葉県柏市在中


桜木町の北仲WHITEの山野真悟事務所で留守番している。
この建物は今月いっぱいで取り壊しになる。
book pickが本のsaleを開始し、みかんぐみの前の廊下には引っ越し用の段ボールが並んでいる。
AANが北仲のアーカイブ作成に動いている。
着々と退去の準備は進んでいる。
山野真悟事務所の引っ越しが進んでいないので、なんかまだ北仲が続くような気持ちでいたが、他団体は着々と準備に取りかかっていた。
数団体はわたしが今アトリエとして使っているZAIMに引っ越しする。
そのZAIMの外観をリボン450本を使ってデコレートした。
今月は乳がん撲滅月間ということで、その象徴であるピンクリボンを使って何かしてほしいということで、誰もアイディアを持ってこないというのでわたしに声がかかったのだ。
最初は網状にリボンを結んで外観を覆うことにしたのだが、実際とりつけてみたらあまり良くなかったので、リボンを屋上から地上付近まで一本に結んだものを連続して設置することにした。
風が強くて上で結んで下に行くと木に引っかかってしまっていたり、風に舞ったまま返ってこなかったりでかなり能率の悪い状態になっていたのだが、なんとかできあがった。
医学予防協会からいただいたお仕事だったが、自分のコンセプト等を話して理解していただいた。
このお話が来て制作している最中、桜木町でお仕事をされていたある女性の方が乳がんで亡くなった。
数ヶ月前まではとても元気だった。
ある意味追悼の作品にもなった。


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