TEXT by Maki Takemoto
竹本真紀 profile1976
青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。
1992
中学校卒業記念イラスト展 （八戸NHK）文化センター
1994
バンド「根城パラダイス」（八戸西高等学校体育館で一度限りのライブ）
1999
国立弘前大学教育学部小学校教員養成課程卒業
美術科卒業制作展（弘前大学学生会館、弘前VIVRE）
2000
ひいらぎ展 （柏高島屋ステーションモール市民ギャラリー）
美学校トンチキアートスクール入校 千葉県柏市在中
美術家はこうでなくてはならない。というのは基本的にはないと思う。
ただ、美術をやっている人は変わっている。という世間の目は間違ってはいないと思う。
ただ、自分の作品が売れないことを世の中のせいにしながら美術を理由にだらけた生活をしている人はかなりたくさんいる。
世間の方の「美術をしている人。」というのはだいたいにしてこの方たちが多いのではないかと思う。
美術をやっていることは決して偉いことでもなんでもない。
一人間がたまたまそれを選択したということである。
美術をやっている人だって一人間だ。
最低限の礼儀や、常識はわきまえるべきだ。
「美術をやるにしてはまじめすぎるから作家になるのはムリ。」
と何年か前に言われた。
でも実際に美術家として活躍していっている人は本当にまじめな人が多い。
普通の人よりも普通だったりする。
自分の我の強い部分をすべて作品にぶつけることができるから、自己主張するべきでないところと自己主張するべきところをわきまえている。
(そうでない人もいるが、作品をきっちり作っていることによって、変わった要素もかわいいエッセンスになっていれば別。）
メリハリのない人は自己主張するべきでないところにも自分の作家性を出したがる。
そいう方に限って作品も不安定だ。
わたしは美術の道を選んだために安定した生活の保障はなく、自分でも情けないな。だらしないな。と思うことがよくある。
それを解消するためにも日々努力が必要だと思っている。
人のことをとやかく言うつもりは全くないが、ある時の会話の中で、美術関係でない方とお話していてこのような話が出たので、書いてみた。
成功したければ成功者と一緒にいるべきだという。
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