週刊「÷3」

TEXT by Maki Takemoto

竹本真紀 profile
1976
青森県八戸市に看護婦の母とバンドマンの父の間に生まれる。

1992
中学校卒業記念イラスト展 (八戸NHK)文化センター

1994
バンド「根城パラダイス」(八戸西高等学校体育館で一度限りのライブ)

1999
国立弘前大学教育学部小学校教員養成課程卒業
美術科卒業制作展(弘前大学学生会館、弘前VIVRE)

2000
ひいらぎ展 (柏高島屋ステーションモール市民ギャラリー)
美学校トンチキアートスクール入校 千葉県柏市在中


 おかげさまで2005年最初の個展は無事終了致しました!今回はいままでの作品とちょっと雰囲気の違うものを出品してみましたが、なかなか反応が良かったです。DM自体が少し前よりも変わっていたので、お!変わったな?と思って見にきてくれた方がいましたが、変わった作品はわずかで、あとは今まで通りだったので、「全部変わってなくて良かった。」なんていう人もいました。こう、継続して辛抱強くやっていると、「今はやりのキャラクター?」なんてからかう人も少なくなりました。キャラクターでしょ?とよくきかれますが、たまたま絵画のなかででてきた形がキャラクターのようになっただけであって、今はやっているからキャラクターをかいているのではありません。マンガ的表現を使うのは、いままで生きてきて絵画よりもマンガの方が自分にリアリティがあるからというのと、美術はわりと閉鎖的なイメージがあり、興味のある人だけが楽しむような感じがありますが、子供の顔とふきだしは誰が見てもわかるもので、どれだけ芸術としてぎりぎりの線でもっていけるかという可能性を追求したものです。この作品は自分の心象風景としての作品、美術史の中のある位置づけのための作品、社会現象を反映した作品、どの方面からも語ることのできる作品として提示しました。私の中では今はこれよりほかの作品を作るということは考えられません。この作品を作っていて自分ではまだ答えが出ないので、作り続けることでしか消化していけません。誰がなんと言おうと作り続けることしかできないのです。だから今回ははっきりと自分のコンセプトを語ってきました。作家に的を得ていない批評をしてご満悦で画廊をまわっているいる方にもはっきりと言いました。言ってもしょうがない人には語らず、「自己主張がないのか!」と言われて、「語らないという主張です。」といったら怒って帰った方もいました。そのような方は相手にはしていられません。美術はこうでなくてはいけないというのは本来ないものだし、美術家がこうでなくてはならないというのもないと思います。わたしがわたしの表現で、わたしの発表の仕方で、わたしの作った方法で美術家として名乗っているだけです。わたしが参考にするものがあるとすれば、美術専門家以外の意見でしょう。わたしの表現はわたしの表現ですから、百人が百通りのことを言っても、常に画面に対してわたし一人しかいませんから。といって全く聞く耳をもたないわけではないですよ。こんなことばかり言ってるから「かわいくない。」竹本なのですが、美術家だからしょうがないので、今年もよろしくお願いします!今年は今までの3倍速くらい走ります!

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@横浜BankARTでの展覧会 「ReadingRoom」
2005年2月18日(金)〜3月15日(火)
11時半〜19時(会期中無休)
BankARTstudioNYK 前売り 600円 当日 800円(併催展「食と現代美術」「EvolutionCafe」と共通チケット)
@出品作家 
大久保亜夜子 川崎昌平 酒井翠 竹本真紀 東野哲史 BookPickOrchestra

@東京青山のGalleryARTSPACEでおもしろい4人展します。4月頃(詳細が決まり次第お知らせします。)


小野画廊個展より 青森の新聞社 東奥日報にも載ります!

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